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2005.09.08

08 企業活力の源泉

私の好きな言葉に「けしの花にも宇宙を見ることが出来る」がある.どんな仕事でも,その切り口を極めていくと、真理や世界が見えてくるという意味である.

伊丹映画監督の作品作りのコンセプトに「節穴から出ている紐が気になって,其の紐をひいてみたら,だんだん重くなって来て最後に象が出てきた」とのたとえがあるが,これとよく似ている.

どんな仕事であっても,その専門家になる事を求められる時代だが大事なことは意識の問題である.マンネリにおちいり,今の仕事から次につながる知識,ノウハウを得ようとしない,昨年の自分と何が成長したのか気にしない,と言った態度である.

意義・意識を持ってやる仕事の成果はきわめて大きいと実感している.よく言われるようにホテルのドアマンにしろ,ウエイトレスにしろ,ガソリンスタンドマンにしろ立派な専門分野である.会社人間になっているホワイトカラーの人たちも,それぞれの担当の中で,ブル-カラーのような専門家になる必要がある.

一方,組織は経営目標達成のために有るが,もうひとつ重要な機能は教育機関である.学習は個人の意識に依存していると思われがちだがスキルアップは重要なマーケテング戦略であり拡販戦略である.自己啓発は事業戦略とリンクする必要が有る.この意味で組織は重要な役割をになっている.

成長の秘訣は,みんなの為、会社の為、国の為を考える事だ.自分の為だけで取り組みは必ず限界や壁に突き当り,自分に甘くなり,挫折する.みんなの為が自己を律し,ひいては自分に帰ってくる.

企業の成長にとっても個人の幸せにとっても常に専門家たりうる学習は欠かせない.学習意欲がなくなった時,企業も個人も滅びる.専門家を目指して,常に強い探求心と専門家同志との意見交換を積極的にやる行動が必要である.

ITの展開やネット社会においては個人の力量が裸で世の中にさらされる.もちろんフラットな産業構造化によって会社も競争社会にさらされる.これは大きなチャンスとなる.困った社会になったと思う企業,個人は滅びる.

学習を常に心がける風土や行動,専門家集団の形成が,新しい時代の会社の姿だと思う.

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