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2005.09.11

10 『情報』の語源と『今後の情報システム』

『情報』と言う言葉は明治の軍人が作った軍事用の造語である.決断に必要な敵軍の実態を知るには,武器・弾薬・兵隊などの『報』(数)のデータだけではなく、疲労困ぱいしているとか,血気盛んだとかの『情』のデータも必要だと考えて『情報』と言う言葉を作ったのである.(下図をクリックで拡大)

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『情報』を『インフォメーション』と翻訳されているが『インフォメ-ション』は『インフォーマル』に由来している言葉であり,本来『情報』とは全くコンセプトが違うのである.

そして,情報技術やネットの発達によって,『情』(テキスト,画像,音声,図解,などの非数値データ)の電子化が可能になり,明治時代に考えられた『情と報』のコンセプトが今,コンピューターシステムで実現できる様になったのである.

従って,今後の経営情報システムにおいては,受注・売上・在庫・債権・債務・決算など『報』だけのシステムではなく,顧客の苦言や要望、障害内容,改善改革状況,あるいは,現場の意見など,テキスト,図解,画像,映像,音声,等の『情』を取り込んだ『情報』システムが出現し,更に経営に役立つ『真の経営情報システム』が実現する事になる.

日ごろ無意識に使っている『情報』と言う言葉のコンセプトをあらためて認識し,判断の為の情報の中身を見直す必要がある.又,『情報』のコンセプトを世界に知らしめ、『カイゼン』と同様『ジョウホー』を国際語にし,優れた日本の非数値情報処理技術を武器に,真の経営情報システムを世界に発信すべきだと思うのである.

余談になるが,プレゼンや資料をタイプライター文明国と比べると,日本人の資料は図や絵が極めて多い事に気づくはずである.そうなるのは,日本語は表意文字であり,図形で伝えるという習性が身に付いているからだと思う.

その習性の上に,日本語や図形,映像が簡単にコンピューターで扱えるとなると,タイプライター文化で発達してきた『報』のコンピューター利用技術が,今度は日本人の得意な『情』のコンピューター利用技術に移って行くと思うのである.

そんな分けで,自信を持って『情報』と言う言葉と,これを実現する『情報システム』を国際語にし,そのコンセプトと技術を世界に発信して行きたいものである.

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