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2005.11.15

23 政治に望む立論力

政治の根底に人間の性格,思想,がある.この上に考え方,政策がある.一見,政策論で反対している様でも,本当は性格が気に入らない為の反対だったりもする.

そこで,人間の性格・思考を考えると,

性格的には
①強硬な人②穏健な人,
思考的には
①感情を優先する人(理より気)②論理を優先する人(気より理),
政治思想的には
①国家・伝統・秩序・和を大事に思う人②市民・個人・平等を大事に思う人,
経済政策には
①資本主義的に考える人②社会主義的に考える人,

に分類される.従って,小選挙区制によって政党が集約されつつも,このタイプが入り混じり,時として謀反劇や離合集散が起こるのである.

日本の政党は50年体制崩壊後,離合集散の途上である.左派・右派でもなく,大きな政府・小さな政府でもなく,穏健派・強権派でもなく,改革派・保守派でもなく,農耕派・狩猟派でもなく,混合経済派・資本主義経済派でもなく,まだまだ性格・思考・対立軸を分類できる政党にはなっていない.ましてや安定的な2大政党など程遠い.

行く末は,米国に似た形,リベラル・穏健派とコンサーバティブ・タカ派に別れ,双方にラジカルな改革の色彩が混ざる形になるかもしれない.

しかし,安保体制のような,国の基本政策を共有した上でなければ2大政党は機能しない.憲法9条問題が定まらない限り,2大政党には程遠い.まだまだ軍事武装より先に論理武装が必要である.

自民党の9条改正案は戦争はしないが,自衛の為に自衛隊を持つ,であるが,論理性がとぼしい.定義不可能な`自衛`と言う言葉を使うからである.軍備を持つのか,持たないのか,持つとするなら,その行使は状況によってシビリアンコントロールで決断する,が普通である.シビリアンコントロールが不安,あるいは,いかなる理由でも戦争放棄なら,軍備は持てない.この問題はきわめて単純である.

単純な論理をしっかりしていないと,政治は出来ないし,信頼も生まれない.海外から見ても,不思議な国,いい加減な国に見えるだけである.湯でカエルになる危険もある.

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