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2005.11.07

22 少子高齢化対策

ひ孫や孫の周りに何人の年配者がいるだろうか,年金生活夫婦に親がいる人も多い.

少子高齢化は,間違いなく,文明や経済の発達に比例する.貧しい時代は多子で寿命も,今より,はるかに短かかったのである.これが必然的な現象としても,これを踏まえた社会の仕組みは描き切れていない.難問拡大の中で,何としても,多子高齢化社会に向けた社会の仕組みを作っていかなければならないのである.

少子化と高齢化が同時に進んだ時の最大の問題は年金・介護・医療,そして経済力低下である.老老介護の悲惨な事態も他人事ではなくなる.国も個人も豊富な富があるなら別だが,何としても子供を増やす以外に解決策はないと思う.まさに子供は名実ともに社会の宝になるのである.

この多子化はいろいろな施策が論じられているが,決定打はない.生み安い,育てやすい環境や経済的支援策を論じても,結婚・出産年齢の低齢化にはつながらない.そこで,二つの事を考えてみた.

まず,収入や生活レベルや子供の教育レベルを落としてでも,あるいは手間や苦労が掛っても,子だくさんの喜び,価値観を社会全体で高めなければならない.貧乏人の子だくさん,ではなく,子だくさんの貧乏人を大事な価値感にしなければならないと思う.子供を世話する高齢者はいくらでもいる.高齢者にとって,子供の面倒は生きがいにもなる.

二つ目は大学を大幅に減らす事である.1割り程度の進学率にし,就労は高卒を当たり前にする.進学競争や教育費用の削減,就労人口の増加,職人の増加,結婚・出産年齢の若返り,が実現する.

教育を受ける自由や知力が心配なら,生涯学習を充実する方が教育本来の姿だと思う.中身の乏しい見せ掛けの高学歴社会は少子化,高コスト社会を招くだけで,さしたる価値はないように思うのである.大学の大衆化は,4年間遊んでいる若者(200万人くらいか)をかかえる事になる.大学を減らすデメリットは,にわかに思いつかない.

高齢化に見合う多子化がなければ,国は衰退し,個人も苦境に陥る.もちろん,高齢化は元気な高齢化への努力も必要である.国をあげて,皆で実現したいものである.

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