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2006.09.21

59 程遠い2大政党(形だけの小選挙区制度の危険)

’我が国を小選挙区制度による政権交代可能な2大政党政治体制にする’との大儀には賛成するが,いまだ政権交代可能な2大政党が存在しているとは言い難い.制度が先行している状態である.その意味で,極めてリスキーな政治体制が続く事になる.

現在,存在しているのは与党と野党の2大政党である.政権交代可能な2大政党とは国の基本にかかわる考え方や政策を共有している政党でなければならないと思う.その上で発生する多くの課題を論じて欲しいのである.政権の変わるつど,そもそも論から対立しているようでは,将来に向いた対策が打てないのである.

日本の現状は憲法,安全保障,社会保障,など政党間の共有がなく,まだまだ国の基本的政策が揺れ動いている.この状況で政権交代を唱える野党も無責任である.

断片的な主張や揚げ足取りは,単に天下取りの野望に見える.なりふり構わぬ選挙活動に政策不在の不安を感じる.政策・政党の選択を期待した小選挙区制が勝ち負けだけの競争手段になっている感じがする.

これでは日本の抱える難問対策に国民不在を招く事につながる.国民も政策ではなく人物を選ぶ度合いが強ければ、政策とのアンマッチも起こる.小選挙制度を作ったが、中身がプアと言わざるを得ないのである.例えば,’我が党には,いろんな意見があり、幅広い政党だ’とよく聞くが,小選挙区制を全く理解していない証拠である.国民も政党を選べないのである.

早急に取るべき道は日本の基本政策を軸に政党再編を行うべきだと思う.これなくして,政権交代可能な体制は作れないと思う.選挙事情とか,政治資金とか人間関係で政党に所属しているようでは,小選挙区制度は権力闘争の勝ち負けを決めるだけの制度になる..

ところで基本政策を共有した上で,日本の2大政党はどんな対立軸で分かれるのだろうか.安定的な分割は’個々の政策’より’政党・政治家の性格’によると思う.その性格は保守,新保守,リベラルに分かれると思うが,これを軸に政治家をガラガラポンしてはどうだろうか.

余談だが,物事の見方,考え方を徹底的に追及していくと,3つに集約される,『真理は三つある』,と言うのが私の自論である.坂道を例えて言えば,立つ位置によって,①登り坂だ②下り坂だ,地球規模で言えば③平坦だ,と言う主張が出てくる筈である.決して登りか下りの2択ではなく,3択の方が究極の選択になるのである.

日本文化で奇数にバランスを感じるのも,この事と関係しているかもしれない.この仮設の詳細は省略するが,これに従えば,政党は2大政党ではなく,3大政党に集約される筈である.従って,選挙は2択ではなく,新保守,保守,リベラルの3択が望ましいと言う事になる.

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