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2007.01.19

75 今後の自治体webサイトの考察

自治体において,住民とのコミュニケーション手段としてホームページが活用され,利用者の増大とともに,役割りも大きくなっていると思う.

又,電子行政システムに対し,

`便利なものは危険で不公平だ,不便なものは安全で公平だ’とする保守的発想が電子化へ消極的になる事があったが,’便利なものは安全で公平だ,不便なものは危険で不公平だ’に変わりつつある.

この変化の中で,自治体ホームページの今後について考察した.

現在でも既に,掲載情報は膨大になり,今後も議会情報,災害情報,事故・事件情報などもリアルタイムに掲載される事も予想される.又条例や予算への賛否,提案,苦情など住民の行政への発言も取り入れる自治体も出てくるかもしれないコンテンツもテキストだけではなく,画像,映像,あるいは,インターネットテレビ,インターネットラジオも考えられる.

将来的には自治体のホームページはデジタルデモクラシーのサイトとして位置づけられると思う.単なる掲示板にとどまらないのである.

この様に考えると,自治体のホームページ運営はテレビや新聞のような報道機関と同じように,記者,カメラ,編集などの機能,組織が必要になる.又サイトの設備は自治体共同利用の方向(自営でも委託でも)になる.当然,役所の中に`報道局’クラスのセクションが必要になる.同時に,自治体のホームページとマスコミの報道との関係も変化するはずである.

これらの変化は,伝統的な役所文書の表現力の改革を促す事になる.律令国家以来,文書を作り保管する事が役所の仕事として続いているが,この意味で,文化革命に相当する変革になる.

当然,ホームページはユニバーサルデザインを心がけ,文章も簡潔な表現,言葉が使われる.マスコミと同じように表現力の研鑽も必要になる.役所内文書もホームページと連動する事から,役所内文章表現も変化が必要となるのである.

自治体のホームページの意義が拡大していく中で,革新的な自治体が出てくる事を大いに期待したい.自治体のホームページを成長させて欲しいのである.情報化社会は面倒だと'知らしむベからず`に舞い戻ってはならないのである.

これらの変化をきっかけとして,日本語文章作成ソフトの開発が待たれる.漢字の管理,誤字,脱字,漢字のチェック機能,英語への翻訳精度が高まる文章チェック機能,など,によって,役所文章,ビジネス文章が分かりやすく,簡潔になると思う.日本語戦略としても,必要な気がする.

ネット社会は誰でもが発信する時代である.情報も膨大に蓄積,活用される.これを有効にする為に,文章力,表現力がきわめて重要となる.米国では国際的,多民族の視点で,日本の中学英語程度で理解できる文章に努め,ワープロもこれをチェックできるという.分かりやすい日本語表現力は個人の力量に頼るだけではなく,ツールで補完しても良いと感じる.

もし,このようなソフトがあれば,多分,現在の役所の文章は,いたる所,チェックにかかると思われる.英語への翻訳,通訳を前提に資料やスピーチ原稿を考える時,主張のポイント,論理性,センテンス,などが普段とは全く違う簡潔な文章になる.普段から,このような文章を書きたいものである.

電子行政システムは日本語処理,表現力,セキュリティ,あるいはデジタルデモクラシー等多くのテーマを持っており,この認識で施策を講じて欲しいものである.

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