« 99 サミットと北京五輪 | トップページ | 101 年金問題の本質 »

2007.05.28

100 100号を振り返って

当ブログの発信が100回目を迎えた.思いつくままに,回を重ねてきたが,バブル崩壊、資産デフレに伴う、社会の激変に対し感じた事を発信してきた感じがする.

振り返ってみれば、バブル崩壊は’美しい湖の水が引いたら、湖底はヘドロだらけであった’如くである.資産価値の暴落によって、政治、行政、経済、精神、のヘドロ(不正、ムダ、馴れ合い、利権 等)があぶり出されたのである.

①過度な債権債務残高
②金融機関、企業の大型倒産、リストラ

③地方・国家財政の逼迫
④健保・年金資産問題

⑤麻薬化した
公共事業経済
⑥行政不祥事の露呈
⑦天下りと公共事業(仕送り)の構造
⑧政官財癒着構造

これに対し

①行政構造改革(省庁・特殊法人の再編等)
②公的資金による金融不良債権処理
③金融機関再編
④産業再生機構新設
④ゼロ金利政策(銀行救済、貯金から株、投信へのシフト)
⑤他人資本(借金)から自己資本(資本金調達)へのシフト
⑥規制緩和、国際化
⑦官から民へのシフト(道路公団、郵政、社会保険)
⑧財投の抑制(郵貯、社会保険等)
⑨特別会計改革(目的税、利権、外郭団体の見直し)
⑩市町村合併(広域行政化)

などの対策が着手され、戦後の成長モデルからの脱却、高度成長で蓄積されたヘドロの除去が序序に進められた.又同時に

①デジタル革命、情報化社会の進展
②消費行動の変化(大量生産大量消費の終焉)
③集団から個への価値感シフト
④株の大衆化
⑤ファンドマネーの台頭と企業買収
⑥株主重視(配当性向・株価の向上)
⑦中流意識の安心感の終焉(格差の広がり)
⑧中国の経済発展、経済の国際化等による景気回復
⑨産業・意識の縦構造から横構造へのシフト(フラット化)

等が起こっている.今後に残る大きな問題としては

①少子高齢化問題(経済力、医療、介護、年金)
②国・地方の財政破綻問題
③安全保障(国防、災害、地球環境)問題
④憲法問題

等の難問が目前に控えている.

こんな激変の中で、当ブログを発信して来たのである.発信したブログで言っている事は、日本人特有の曖昧の合理性、微妙なバランスを許容する感覚、美意識,、横並び精神、が、美しくもあり、奥ゆかしさもあり、だが、その事が考え方、経済的合理性、立論力、理論武装、自己確立を弱めているのではないか、との危惧である.これからの世界は個人にとっても国家にとっても、両方の価値観、政策を持たなければならないと思うのである.

聖徳太子の'17条憲法’は和を持って尊しとする’など、ルール以前の政治をつかさどる者の心得を定めた.

こで言う’和’は集団主義、村社会、馴れ合い、長いものに巻かれる、を言っているのではなく、多くの意見を合議せよ、と言う事である.決して合理性、競争、理論、主張、を排除する事を言っているのではない.もう一度、政治・行政に携わる人に、この憲法を熟読して欲しいのである.

長い封建時代を打ち破った明治維新も、新たな国作りや自立の精神に燃えていた.戦後の復興、経済成長がバブル崩壊によって大きな区切りとなった.今まさに、蓄積されたヘドロの除去、次世代に向けた国や経済の仕組みが求められていると思う.

こんな思いを背景に、物の見方、考え方を、自分なりに整理して来たように思う.

.

|

« 99 サミットと北京五輪 | トップページ | 101 年金問題の本質 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134518/15232186

この記事へのトラックバック一覧です: 100 100号を振り返って:

« 99 サミットと北京五輪 | トップページ | 101 年金問題の本質 »