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2007.05.19

99 サミットと北京五輪

地球環境問題が異常気象,海温の上昇,回遊魚種の変化,等で,身近に感じるようになってきた.08年7月洞爺湖サミット(主要国首脳会議)でも,この問題が取り上げられるとの事.

其の1っケ月後,08年8月,北京オリンピックが開催される.私見によれば,今回の北京オリンピックは中国の地球環境問題が良くも悪くも,世界に露呈される事になると思っている.オリンピックが終わってから洞爺湖サミットが開催された方がサミットの意義がもっと高まると思うのだが.

真夏の北京で高温,黄砂,水不足,大気汚染で,はたしてオリンピック競技が出来るのか,きわめて心配である.車の廃棄ガスは日本の30年前と同じだと言う.中国は独裁国家の威力を遺憾なく発揮して,大気汚染問題に取り組んでいると思うが,はたして,どこまで改善されるか心配である.

黄砂とスモッグで薄暗くなった街並みを,防塵マスクをしたマラソン選手が苦しそうに走る,酸素ボンベが用意された給水所に選手が次々に飛び込んでくる,けたたましい急救車のサイレンが街中を駆け巡る.そんな光景が頭をよぎる.

選手の合宿場所を日本に置き,競技出場期間だけ中国に滞在する国が増えるかもしれない.北京と日本の空港を結ぶ期間限定の便が必要になる.

こんな想像から,北京オリンピックは中国の環境問題の実態を世界に示し,オリンピック以上に意義深い大会となるかも知れない.これによって,中国は勿論,世界の主要都市も厳しい環境対策が求められるきっかけになる.

環境対策のない中国経済の膨張は思想や武力以上に地球の脅威になる.他の国も発展途上国だからと言って,野放しで良いわけがない.先進国も途上国も後進国もない.地球の問題なのである.

中国のオリンピックに向けた社会資本投資,経済投資が急速に進んでいるが,環境問題の視点で北京オリンピックを注目したい.

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