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2007.11.06

123 政治混迷の根幹

予想どうり、政治が混迷している.ねじれ国会が原因とよく言われるが、もっと本質的な問題が根底にある.

本質的問題は憲法解釈問題、憲法改正問題、安全保障問題などの国家の基本政策問題である.具体的には自衛隊の国際協力、対米協力の問題である.

ねじれ国会では、この問題が政局に発展する.大連立騒動はその現われである.かといって各政党がこの問題に対する統一的な考えを持っているわけではない.ただ党利党略で対決するだけである.

党内でも基本政策の議論がない.議論すると、党が分裂する可能性があるからである.国民も憲法改正の手段を持たない事から,真剣な議論,決断力を迫られていない.

小選挙区制を標榜していながら、’わが党にはいろいろな意見があって、むしろ健全である’と自慢げに言う政治家がいる.頭の中は中選挙区制のままである.全く分かっていない事も混迷を助長させている.

小選挙区,2大政党を標榜するなら

第一に、小選挙区制の政党は国家の基本政策を共有した集団でなければならない(政党政治).でなければ、小選挙区制の選挙は、中身のない政党が権力を握る手段になってしまう.投票した国民は白紙委任した事になってしまう.

第二に、政権交代可能な2大政党とは、少なくとも、国家の基本政策を政党間で共有している必要がある.これがなければ、交代が出来ないし、交代しても国の運営は出来なくなる.憲法を改訂した後でなければ、この第二の条件は成立しないかも知れない.

に取り組まなければならない.

テロ特措法問題は日本の基本政策のリトマス試験紙である.これからも、多くの国際問題が予想される.この基本政策にかかわる混迷から脱却するためには、憲法解釈,政策による政党再編しかない.今回の混迷がこれに発展して行くなら意味があるが、政治家の覚悟が見えない.

いづれにせよ、この憲法問題、安全保障問題は絶対避けて通れない.憲法解釈で、こねくり回しても言葉の遊びになる.(当ブログ112自衛隊の海外活動、で論点を整理)

従って、混迷脱却は政党の国家基本政策をしっかり策定する事が先決である.その上で,政党間で基本政策を争点にすべきである.

国家ビジョン,政策なしに政権をとる事しか頭にない政党では政治の混迷は続く.山ほどある国内政治課題も宙に浮く.

国家の基本政策は生活と無関係だと装う政治家もいるが,グローバル,ボーダーレス時代に国際政治と国内政治は密接に関係し.国家予算にも大きな影響を与える.何よりも日本の閉塞感を克服できないのである.

政党政治が無理なら、中選挙区制の人物中心の人気取り選挙に戻して、魑魅魍魎の政党を作り、多数党による是々非々の国会運営をやるしかない.この方が日本人に向いているかもしれない.小選挙区制、政権可能な2大政党は10年、20年、早いのかもしれない.

どうも,知る権利,報道の自由,言論の自由と言いながら,視聴率至上主義の人気取りに走るテレビと同じような傾向が政治にも色濃くある感じがする.

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