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2009.05.15

172 政権交代より政界再編

深刻な政治課題に際し,好みや発想の違いで議論が衝突する.伝統的日本文化である縦文化思考派(保守派)と横文化思考の現状打破派(改革派)の対立である.(当ブログ№002、№019,で’葛藤する日本文化’で縦文化、横文化を比較している)

しかし,この対立は時として見えなくなる.政党内のしがらみ,権力欲,保身から主張を封印するからである.改革旋風の中で,本心は改革に反対でも,迎合するのである.挙句,改革の御旗で大勝しておきながら,いつの間にか,保守回帰に動き出したりする.議員内閣制だからと言って,内閣が勝手に選挙公約を変えてはいけないのである.変えるなら解散総選挙を行うべきである.

現政権でいえば,誰が総理であろうと,徹底して改革をすべきなのである.’改革なくして成長なし’’聖域なき構造改革’で政権を得ておきながら,’成長なくして改革なし’に勝手に変えてはならないのである.

議員内閣制で内閣が変わるつど,政策理念が変わるなら選挙の意味がない.政党も個人も信用できなくなる.改革に期待して投票しても,保守勢力に加担した事になりかねないのである.せめて政党及び立候補者は政治信念を公言し,それを変えるのなら,政治家はバッチを返すか,政権与党は解散すべきなのである.

一方,政党は,国民の迷いを票につなげるため,党の戦略としては,保守派,改革派を混ぜた方が票が取れると思っているに違いない.わが党には幅広い意見があると.まさに中選挙区制の発想である.又,党内意見がまとまっていない重要政治課題は公約に載せないのである.

そんな党のあり方では,権力を手にしたいグループを二つ作るだけであって,政策中心の2大政党にはならないのである.それでも政権交代そのものが大事だとして,小選挙区制を取っているのだろうか.

本来的には,小選挙区制をとった以上,政策理念にもとづいた政党に再編せねば意味がない.そしてその理念の実現に必死で取り組む党員が立候補すべきである.

政策に反対なら,無所属か別の党を作って立候補すべきなのである.国政選挙は,国の政策に賛否を投じるのであって,おらが町の利益代表や業界の利益代表を選ぶ゙わけではないのである.国民も,中選挙区制の頭を変えなければならないと思う.

そんなわけで,小選挙区制度では政策によって,政党や人物を選ぶのであるから,ごった煮状態の政党では選べないのである.政権交代を言う前に,まずを政党の正規化,政界再編が必要だと思う.

あるいは,いっそのこと,全員無所属で立候補し,個人の性格,政治信条,取り組む政策,を選ぶ事にしてはどうか勿論,無所属でも立候補し易い選挙制度が必要となる.その上で,当選議員が個人の判断で総裁を選び,政治課題毎の議員連盟を編成し,案件の賛否,あるいは内閣不信任の判断も行う,当然,解散はない,任期いっぱまで努める.内閣は国会議員の意思で組み替えられる.任期中の議員の行動は選挙で評価される.政権が不安定になるかもしれないが,それも政策次第である.

連想ついでに,政党政治といっても,無所属議員が政党議員より多い状態を作ることも,意味があるかもしれない.この方が現実的かもしれない.今度の選挙でいえば,既存の政党の政策に賛否が入り混じっているから,無所属で立候補すると訴えたらどうだろうか

当選すれば選挙民や自分の判断で案件毎に賛否を決めると言えば良い.政党離れ,無党派が増える中で,意外と信頼が得られるかもしれない.投票率を上げる事になるかもしれない.

論客の政治家の皆さん,無所属で立候補し,当選したら,この指とまれと,仲間を集めたらいかがですか.政界再編のてっとりばやい方法かもしれません.

それもだめなら,小選挙区制度であるが人を中心に選ぶしかない.政党がどうであろうと立候補者の政治信条.重要政策課題への所信で投票し,選挙後の再開再編に期待するのである.

そうでもしないと,政党政治など育たないのではないかとも思う.

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