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2010.02.20

202 タイガーウッズの去就への願い

多数の女性との浮気が発覚して3か月,タイガーウッズは沈黙を破って,記者会見を行った.世界の注目を集めたが,出席メデアに制限が設けられたり,出席者がタイガー関係者ばかりであったり,質問を受けない事でマスコミの不満もあった様である.

私の見る限り,カウンセリングの一つとして,世界中の人々の前で懺悔をしたのだと思う.スキャンダルを追いかけるマスコミから見れば,記者会見とは程遠く,面白くなかったはずである.

ところで’懺悔’は罪を自白し,悔い改める事であり,神に許しを得る厳粛な行いであると言う.通常は密室で牧師に懺悔するようだが,私的な事にもかかわらず,タイガーは世界的な著名人であるだけに,公開の場での懺悔が必要だったのだと思う.勿論,カウンセリングに沿ったものであったと思う.

私の率直な感想を言えば,タイガーらしく,余りにも厳粛な懺悔であったと思う.マスコミの言う単なるパフォーマンスではなかったと思う.逆に三枚目を演じられないタイガーの性格を心配した程である.

スキャンダルはいつもそうだが,著名人ほど興味を引き,スキャンダルのダメージも大きくなる.まさに名誉や富の代償は高い理性を保つ事だとも思う.

それでも,スキャンダルを起こしてしまうのは,それ程ストレスが大きいと言う事か.あるいは,根っからの好き者が著名人になっただけで,ストレスが原因ではないと言う人もいると思う.

タイガーで言えば,間違いなく,品行方正で,誰からも尊敬される英雄である.決して作られたイメージとは思えない.常に最高のプレーも要求される.名実ともに世界のゴルフを背負っていると思う.

その責任感に加えて,プレーに求められる緊張感,集中力は半端ではない.真剣勝負の連続である.名誉,財力,偉業を得る為の努力もすさまじかったと思う.

その解放感や反動で,度々浮気に走ったのかもしれない.そのガス抜きが次の厳しいプレーを可能にし,好成績につながっていたのかも知れない.勿論,英雄,色を好むではないが,精力が人一倍強く,それが強靭なゴルフを可能にしていた側面はあったと思う.

マスコミが興味を持っているであろう,カウンセリングの内容,夫婦間の問題,浮気相手の言動,等は個人の問題であり,ゴルファーとしては公開の場で懺悔したのだから,スッキリした気持ちで,一日も早い復帰を願いたいと思う.

復帰に関しては明言をしなかったが,今からでも準備に入り,マスターズでの雄姿を見たいものである.出来る事なら,打倒タイガーを目指している若いゴルファーの為にも,人間的に大きくなって,ゴルフを極め続けて欲しいのである.

ところで著名人に限らず一般人も含めて,スキャンダル(反道義的行為,軽犯罪的行為)が命取りになって,その人が社会から葬られてしまうケースが気になる.

その人のけじめ,本人の良心の呵責を社会は重く受け止めてやり,現状復帰を許容する度量が必要な気がする.その為に,他人のスキャンダルを興味本位で楽しむ心の貧しさ,視聴率至上主義のテレビの姿勢,過度な減点主義,等,改める必要があると思う.

聖人君子でもない人間が起こすスキャンダルの代償が,一昔前と比べ格段に大きくなっているのではないかと気になる.その事で本人の懺悔する心を遠ざけてはならないと思うし,社会も懺悔を尊重し,それを受け入れる度量が必要だと思う.

スキャンダルを飯のタネにする社会,それを蜜の味と楽しむ社会,そんな風潮に自制を求めたい.

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