« 206 黒船来襲・携帯革命 | トップページ | 208 出口未定の事業仕訳 »

2010.04.19

207 動き出した政界再編

民主党政権への危機感,自民党の政治路線の混迷,を受けて,2010年4月,たちあがれ日本,日本創新党が結成された.政治路線の抗争から2005年の国民新党,新党日本,2009年のみんなの党を加えれば,まさに新党ブームである.

いずれも,それぞれの政治信念にもとづいた結党だと思うし,民主党,自民党の中で,しがらみで動けない人達より純粋な人達かもしれない.もちろん政界の魑魅魍魎,自己保身で生まれる新党は論外であるが.

出来る事なら,新党ブームに終わらせないで,将来の政界再編に繋がって欲しいと思う.当ブログ『NO186自民党崩壊と今後の政治路線』で述べているように,『保守』,『新保守』,『リベラル』の政党にまず再編して欲しいと思う.究極は『新保守』対『リベラル』の2大政党になって欲しいのである.

米国の共和党,民主党,イギリスの保守党,労働党の構図である.国の情勢によって政党を選べる,或いは失政を直せる政治体制を期待するからである.

この物指しで新党を見ると『保守』は,たちあがれ日本,国民新党,『新保守』はみんなの党,日本創新党,『リベラル』は新党日本と映る.

既成政党で言えば,自民党は『保守+新保守』を抱えたまま漂流中.反自民で集まったままの民主党は『保守+新保守+リベラル』のごった煮状態のままである.公明党は『保守+リベラル』で理念が不明な分,どの政党とも引っ付きやすいホピュリズム政党に見える.共産党,社民党は断片的な発想で音を出すが,全体としては不協和音である.しかし,共・社自身は心地よい和音だと信じている政党に感じる.

願わくば,こんな既成政党の政治家も自分の政治信念にもとづいて純粋に行動して欲しいと思う.そうすれば,日本の政党再編は早く落ち着くと思う.90年代の失われた10年を繰り返してはならないし,自分や党の事より,日本の事で行動して欲しいと願いたい.

特に日本の財政,経済情勢からすれば,自民,民主を超えて『新保守』勢力の形成に期待したいところである.日本の難問に対し,保守,リベラルの大きな政府思考と新保守の小さな政府思考との政策論争を活発にし,国の情勢によって,政権交代を可能にしたいからである.

しかし,残念ながら今のところ民主党が分裂する気配が無い.願っても無い政権与党の立場を手放すはずも無いが,民主党政策は早くもおかしくなって来た.にもかかわらず,政府の苦闘をよそに,党活動は,ひたすらバラマキ政策と参院選に勝つ事しか興味がなく,日本の行く末,政治体制など眼中にない感じである.

その卑近な例が3人区への二人立候補である.一人は組織票候補,二人目は無党派取り込みを狙った有名人候補である.共倒れするとの批判が党内からあるようだが,多分,ターゲットの票田毎に選挙運動を展開し,総取りを考えている様である.

この戦略が成功するかどうかは国民によるが,少なくとも,全ての政党の役割は国民に政策と政治家の選択肢を出すことが義務であり,人気投票で権力を得ようとしてはならないのである.

一方,自民党もいまだ政治路線がはっきりしない.天に唾する事になりかねない分,コンセプトが出しづらいのかもしれない.ならば保守と新保守に分党し,新党を巻き込んだ野党再編をすべきだと思う.

これで保守,新保守と民主党の体制となり,次のステップで民主党がリベラル色を強めれば,保守,新保守,リベラルの政治体制が出来上がる.しかし自民党には,その動きが見えない.残念である.

もし民主党も自民党も,このままで,民主党が選挙に勝ったとすると,野党は野合で対抗する事となり,ごった煮の与野党政治が続く事になる.これでは日本の政党は不安定となり,理念,性格にもとづく政党再編は,何周も遅れる事になる.

そんなわけで,今年7月の参院選挙は,政党及び候補者の政治信念(保守,新保守,リベラル)を確認して投票する事が日本の政党の再編にとって大事だと思う.

.

|

« 206 黒船来襲・携帯革命 | トップページ | 208 出口未定の事業仕訳 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134518/48127324

この記事へのトラックバック一覧です: 207 動き出した政界再編:

« 206 黒船来襲・携帯革命 | トップページ | 208 出口未定の事業仕訳 »