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2012.11.18

307 石原氏を代表とした『日本維新の会』は吉か凶か

太陽の党(立ち上がれ日本)を吸収し,石原前東京都知事を『新代表』にした『日本維新の会』が新しい姿で発足した.新人事は石原代表,橋下代表代行,松井幹事長,浅田政調会長,平沼国会議員団代表,とし,維新の会が変質しない事をアピールした体制となった.

合併議論が起こった時,当ブログで,『立ち上がれ日本』の色が維新と余りにも違う事から,『維新の会』の新鮮さが,ぼやけてしまうのではないか,維新の会のブレインが離れてしまうのではないか,と,この合体には懐疑的感想を述べていた.

今でも,その懐疑信が消えていない.『立ち上がれ日本』の70歳を超えるメンバーが維新の会の政策を丸のみしても,『競争原理,自己責任,自立,地方分権,統治機構の改革』を主張する『維新の会の精神』とは程遠い人達だと思うからである.

何と言っても,小泉改革に反対した守旧派のメンバーであり,保守本流,保守右派を標榜する事はあっても,決して改革集団ではないのである.又,自民党定年退職議員の受け皿にもなっているのである.

したがって,『石原氏』や『立ち上がれ日本』のメンバーが,『維新の会の精神』や『基本政策』を熱っぽく話す事など,まるで想像できないのである.

そんなわけで,いくら橋下氏が『政策合意した上での合体』と言っても,合意より合体を優先する石原氏の言動を見ると,『石原氏の野望による野合』に見えるのである.言い換えると,石原氏の国政復帰,青嵐会復活,の為に『日本維新の会』を『踏み台』にしたとの印象が強いのである.

多分,そんな事は承知の上で,何故,橋下氏は合体に同意したのだろうか.

石原氏を代表にすえた事で不在であった党の首班指名が出来る,石原氏の知名度,発言力で全国的に一定の勢力が形成できる,と算段したと思う.『立ちあがれ日本』への違和感は,政策合意で消せるとしたのだと思う.

又,年齢的にも,将来の橋下氏につなぐ為の登板だと,石原氏が言っているように,合体しても,将来とも,橋下維新の会の軸を変えずに済むと考えたのかも知れない.そうだとすると,橋下氏が石原氏を『踏み台』にした事になる.

そんな橋下氏の思惑に対し,ネット上のアンケートを見ると,半数以上は合体には反対だと言う.又,維新の会のメンバーやブレイン,或いは立候補予定者は不快感があると思う.更に,『たちあがれ日本』の立候補者を国会議員団代長の平沼氏が決めると,『日本維新の会』の公認基準と差が発生し,内部対立の種をまく事になる.公認はあくまでも橋下代表代行,松井幹事長の権限ですべきだと思う.

そんなわけで,どちらが『踏み台』になって合体しても,ネイテブの『維新の会』と『立ち上がれ日本』の『政治思想の違い』,『国家観の違い』,『性格の違い』,『熱気の違い』は強く残ると思う.

それが選挙にも表れて,大きなマイナス要因になる危険性がある.特に橋下氏の『純粋な熱血漢』を買っていた若者や主婦の『維新離れ』が起こる気がする.又,石原氏の過激な自論で維新の会が空中分解する危険性もある.好き勝手に自論を言う癖があるだけに危険なのである.自治体の長は出来ても,国政は危険だというのがもっぱらの世間の評価である.

したがって,今回は,『橋下氏の大きな賭け』だと思う.『凶とでる』のか,『吉とでる』のか,橋下氏が『したたか』なのか,『あせりすぎ』なのか.新たな心配事が増えたのである.

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