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2014.09.13

369 度重なる誤報道に再び朝日新聞の報道姿勢を問う

今回明らかになった『東電社員のパニック現場からの撤退報道の間違い』と8月5日明らかにした『朝日新聞の慰安婦報道の間違い』に関して、9月11日19時30分、朝日新聞社長は記者会見を開き、.謝罪と今後の対応について述べた.同日22時からの朝日放送の報道ステーションで、この会見に合わせる様に,初めて,この二つの重大な誤報問題を取り上げたのである.

記者会見では,『東電社員のパニック現場からの撤退報道の間違い』が中心で、8月5日の記事取り消し以来、謝罪する気もない『慰安婦報道の間違い』については、付けたしのように、記事の取り消しが遅れたことを、渋々初めて、謝罪したのである.

会見全体としては、事の重大性の認識とそれに伴う今後の対応が希薄であり、心から反省しているのか、明日からどうするのか、が社長の口から聞こえて来なかったのである.具体的に、この問題に触れてみたい.

■ 『東電社員のパニック現場からの撤退報道の間違い』に関して、

朝日新聞は非公開の吉田調書を極秘に入手し、5月20日、撤退記事を特ダネとして報じた.この特ダネ記事に対し、東電社員の猛反発や裏を取った他新聞社の誤報の指摘があったが、これを無視し続けた.しかし、吉田調書が公開されると決まった途端、9月11日に誤報を認めたのである.

この事と、公開された吉田調書に撤退した事など、どこにも書いていない事から,この誤報の原因が思い込みや裏を取らなかった事ではなく、東電叩き、原発反対、等の『意図を持った捏造記事』だったのではないか、との疑念を持ったのである.吉田調書が非公開である事に乗じて捏造したのかもしれない.

この誤報が報道機関としての資質の面でも、東電社員への名誉棄損の面でも、世界に向けて、日本の信頼を毀損した面でも、慰安婦報道と同じように、記事の取り消しや謝罪だけでは済まない、重大な事件だと思うのである.慰安婦報道の検証記事と同じように、重大性の認識と今後の対応がこの会見で、全く聞こえて来なかったのである.

■ 『慰安婦報道の間違い』に関して、

韓国女性を女刈りしたと言う吉田証言が嘘だと多くの人が指摘したにもかかわらず、朝日新聞は、32年間、実際にあった話だと報道し続けて来た.

そして、多くの指摘に答える形で、朝日新聞は慰安婦報道の検証結果を8月5日、報じたのである.そこで、初めて、32年たった今、朝日新聞は吉田証言は嘘であった事を認め、記事を取り消したのである.

検証結果報告では、誤報をした原因をミスとしていたが、ミスで誤報した記事を32年間も取り消さなかった理由がまったく分らなかったのである.

又、『慰安婦問題の報道に誤報はあったが、慰安婦問題の本質に変わりがない』と言って、あたかも、誤報は大した問題ではないと言わんばかりの姿勢で謝罪もしていない報告であった.朝日新聞の重罪を慰安婦問題の本質論ですり替えようとする魂胆を感じたのである.

更に、この検証記事では日本は韓国女性を拉致・監禁・強姦した性奴隷国家だとの韓国の反日運動家の主張を後押しした事、国際的に誤報が事実のように伝わってしまった事への認識も、その事への対応も、全く触れていなかったのである.

総じて、慰安婦報道の検証結果報告は、重大誤報を軽く見せようとしている意図を感じた.同時に、朝日新聞の報道姿勢を隠そうとしているように感じた.

そこで、8月8日、朝日新聞が問われているのは、『慰安婦問題の本質』ではなく、『朝日新聞の報道姿勢だ』と即刻、下記のブログで反論したのである.

当ブログNO367 嘘の報道を続けた朝日の報道姿勢を問う)

私と同じように、朝日新聞の検証記事に対し、多くの批判が上がった.しかし,それらの批判を朝日新聞や朝日放送で取り上げることはなかった.池上氏が朝日新聞に連載していたコラムで、朝日新聞の問題を指摘したコラムが排除された事が大問題になったが、他にも、同じような事があったのではないかと思う.

8月5日の慰安婦報道の検証と今回の会見までで感じた問題点をまとめると次に集約されると思う.

・慰安婦誤報道を32年間取り消さなかった事、
・世界に向けた誤報取り消し活動が見えない事、
・誤報道の原因、取り消さなかった原因、がはっきり述べられていない事.
・誤報道と32年間、取り消さなかった事への謝罪がない事、
・誤報道があっても慰安婦問題の本質は変わらないと論理をすり変えている事、

・検証記事に対する批判意見を朝日新聞紙上で排除していた事、

・社長会見をこれまで避けてきた事、
・結局、説明した合法の原因が幼稚で、嘘っぽい事、
再発防止への取り組み姿勢が見えない事、

等々である.社長が慰安婦記事を32年間取り消さなかった事、批判記事を排除した事、に対し、謝罪の言葉を初めて口にしたが、そんな事で朝日新聞の報道機関としての資質の欠如が許されるはずはないのである.

特に慰安婦報道と東電撤退報道に共通する事が多いので、ますます朝日新聞の報道姿勢に疑問を抱かざるを得なくなったのである.

■ この二つの重大誤報事件から見える朝日新聞の問題

①二つの重大な誤報は日本の信用を大きく毀損した.にもかかわらず、朝日新聞は真剣に、これに向き合っていない印象を強めた.

本来なら、この会見の場は謝罪だけで終わらず、徹底した原因の究明、再発防止策、世界に向けた誤報道の取り消し、等の取り組みを述べるべきなのだが、抽象的に第三者機関を立ち上げて再度検証するとして逃げたのである.

今からでもやるべき事は山ほどあると思うのだが、これに取り組む姿勢もなく、この重大事件に対する真剣さが、全く感じられなかったのである.

②朝日新聞の報道姿勢を徹底して調べるとしても、歴史に残る重大な誤報に対し、又、明らかな誤報を取り消さなかった事に対し、何らかの業務停止の行政処分があってもよさそうなものである.嘘報道は報道の自由以前の問題だからである.

又、朝日新聞はせめて、世界に巻きち散らされた誤記事の取り消し活動や過去の誤報道の洗い直し作業も、即刻やる仕事だと思う.しかし、何もなかったように、朝日新聞が毎日発行されている事に、何か不思議さを感じるのである.いやなら買うなと言う事だろうか.

③二つの重大誤報の原因がどちらも単純なミスのように言っているが、その割にすぐ取り消しをしていない.他社の指摘を受けても、自社の報道が正しいと言い張っていた.それは,誤報が事実のように世界に伝わり、間違った世論が形成されるまで、誤報を取り消さない、と言うシナリオがあったからだろうか.

そうだとすると、ますます、朝日新聞の報道姿勢を徹底的に調べるべきだと思った.特に、次の懸念について、徹底的に調べて欲しいのである.

朝日新聞の報道姿勢が『事実に基づく報道』ではなく『思想に基づく報道』.言い換えれば、『特定思想の煽動』、『世論操作』を目的にした、シナリオありきの報道姿勢ではないのか.その報道姿勢が、誤報や嘘を生む温床になっているのではないか,その温床に中で、確信犯的な大誤報が起ったのではないか、との懸念である.

だとしたら、韓国女性の女狩りや、東電社員の事故現場からの撤退が一瞬にして世界に配信され、日本に対する悪評が形成された事を『 してやったり 』と喜んでいる事になる.こうなると、もはや、日本を代表する新聞ではなく、思想集団の機関誌でしかないことになる.

だからこそ,第三者機関による『誤報道がなぜ起こったのか』、『何故、速やかに訂正しなかったのか』 を調べて欲しいのである.その検証なくして、再発防止など出来ないし、内容によっては、朝日新聞の解体、再編の可能性もあると思うのである.

④とんでもない嘘を言い続けた朝日新聞が『慰安婦問題の本質』とか『原発問題の本質』を言う資格はないと思う.それどころか、どの面下げて正論や批判を言えるのだろうか.常識人なら、記事すら書くことを躊躇するはずである.

従って、まず、第三者を入れた『朝日新聞の報道姿勢の検証』が先だと思うのが普通の神経である.世論も、朝日新聞から『慰安婦問題の本質』、『原発問題の本質』など聞きたくないと思う.

⑤『日本が性奴隷国家であった』、『日本は原発事故から逃げた』、との朝日新聞の報道で、やっぱりそうかと思った海外の人は多いと思う.残念ながら、良い事は本当かと疑うが、悪い事は本当かもしれない、と思うのは人間の心理なのである.

彼が賞をとった、と言うと、本当かと疑うが、彼が痴漢をした、と言うと、本当かも知れない、と思う事と同じである.彼を知らないほど、痴漢したと思うのである.従って、嘘にまみれた政治的プロパガンダはこの心理を利用して、日本をあまり知らない国や人々から流布させるのだと思う.

従って、朝日新聞が世界に対し、訂正活動を徹底しても、誤報による認識は広い世界に残ると思う.そんな中で、特に政府や朝日新聞以外の者が、記事を否定しても、犬の遠吠えになる危険性もある.嘘が広まると真実になり、本当の真実は言いがかりになるからである.

この難問に対し、前のブログで日本の対応を述べている.慰安婦問題については、慰安婦像や石碑に書かれた、河野談話でも言っていない、びっくりするような文言(日本は20万人の韓国女性を強制的に性奴隷にした)の根拠を徹底して何回も、聞く事である.

そして、彼らの言う根拠を公表し、その間違いも公表すれば良い.折角、作った慰安婦像や石碑を利用すれば良いのである.政治的な動きはしない方が良いと思う.素朴に根拠を聞くだけで良いと思う.

きっと、文言が『嘘や推測』であることが知れ渡り、慰安婦像や石碑は『反日捏造記念碑』になると思うのである.その為にも、慰安婦像や石碑は撤去させてはならないのである.出来たら、その慰安婦像の横に、捏造記念碑の立札を建てさせてもらったらどうだろうか.

又、原発事故現場からの東電撤退報道については、日本のイメージをこれもまた大きく毀損したと思うが、朝日新聞が世界に向けて誤報を取り消す行動をすると同時に、原発事故の終息を一日でも早く、実現することである.そして、世界の原発の安全性向上に寄与する事である.

⑥最後に、報道の怖さからすれば、新聞・テレビは嘘をついてはならないし、嘘と気づけば即刻訂正する、と言うのが最低の倫理である.その倫理が欠落していれば、報道機関として失格である.特に事実より思想や世論形成を目的にしている報道機関は、この倫理が欠落しやすいと思うのである.

言うまでもなく、民主主義の根幹である『言論の自由』、『報道の自由』、『表現の自由』を守るためには、上記の倫理・義務を守らねばならないのだが、朝日新聞は、この倫理・義務を果たさなかったのだから、明らかに報道機関として失格である.

この認識が朝日新聞には欠けていると思うし、マスコミ業界全体としても、この問題を総括すべきだと思う.

以上、二つに重大な朝日新聞の誤報事件が余りにも類似している事から、前回のブログに加えて、更に、朝日新聞の報道姿勢を問うべきだと主張したのである.

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