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2015.04.04

392 テレ朝・報道ステーションは放送法を無視しているのか?

当ブログで、たびたびテレビ報道の問題を指摘していたが、今回、その延長にあるような問題が発生した.テレ朝系報道ステーションでの古賀茂明氏の降板理由発言と,古館キャスターとの口論である.

古賀氏が本番で、(報道ステーションにおける、自分の政府批判が原因で)『テレビ朝日会長や古舘プロジェクトの佐藤会長の意向、加えて、菅官房長官はじめ官邸からのバッシングで、降板になった』と言う趣旨の発言をしたのである.

これに対し、古館キャスターは、『私としては承服できない』と反論し、口論になったのである.本番前に、何かがあったのかもしれない.

この騒動に、テレ朝会長は『圧力を受けていない、このような事態になったことをお詫びしたい』、菅官房長官は、『公共の電波を使って、事実無根な事を報道するのは極めて不適切だ』と言った趣旨の発言をしたのである.

この一連の、出来事に対し、見えない事が多すぎる感じがする.

『古館氏の承服できない』と言う意味が不明である.

①古賀氏が勝手に降板の理由を暴露したからか
②古賀氏が言った降板理由が間違っていたからか

次に、『テレ朝会長のお詫び』も意味不明である.

①報道ステーションが放送法に触れたからか
②古賀氏の政府批判に問題があったからか
③古賀氏が政府圧力があったと言ったからか

④古賀氏と古館しの口論が流れたからか

肝心の古賀氏の言動にも意味不明な事がある.

①テレビで一方的に政府批判をする事がコメンティターの仕事か
②何故、降板させられた理由を勝手にテレビでしゃべったのか
③菅官房長官はじめ官邸からのバッシングが本当に、あったのか

更に、私見で言えば、日頃の報道ステーションの報道姿勢にも疑念がある.

①客観報道を装って、偏った主観報道をしているのではないか
②放送法で言う公平公正を保とうとする配慮が見えない
③朝日新聞の論調に従って、テレビ朝日は報道をしているのではないか


そんなわけで、日頃から、放送法にある公平公正を意識した報道をしていれば、こんな騒動は起こらなかったと思うのである.どうやら、テレビ報道には放送法があって、新聞や雑誌とは違うと言う事が徹底されていない感じを受けるのである.テレビ業界の放送法の空洞化が背景にあるのかも知れないのである.

どうも、マスコミの中に、政府を批判するのは、マスコミの仕事だと言って、放送法を無視している人が多いように感じるのである.テレビで政府を批判するなら、反対意見も紹介すべきなのである.それが放送法の規定なのである.それもせずに、しかも事実と異なる事を報道すれば、コマーシャルのように、これは個人の意見です,では済まされないのである.

そんな中で、菅官房長官の反応は適切であったと思う.本心は放送法に違反していると言いたいところだったと思う.

テレビ朝日の会長も、デレクターも、古館氏も、自ら、率直に、日頃から、公平公正な報道になっているか、間違った報道をしていないか、を謙虚に自問しながら、番組を進めるべきだと思うし、その上で、今回は、どうであったのか、を言明すべきなのである.これが報道人として責任ある姿勢だと思うのである.

所詮、放送法は建前で、実際は守られていないと言う、テレビ局があれば、政治資金規正法はざる法だと批判する資格はない.法律に忠実なら、テレビ局は新聞社の子会社である事をやめるか、放送法改正を主張するか、或は、放送法が適用されないインターネットテレビ局になるか、を選択すべきなのである.いずれにせよ、放送法の空洞化はテレビ局の選択肢にはないのである.

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