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2016.01.12

422 世界的政情不安の中で2016年がスタートした

昨年の世界は,ISIL(イスラム国)問題、ギリシャ財政危機問題,イラク、シリア、イラン、等の政情不安問題、トルコとロシアの対立、シリア等戦闘地域からの難民問題,中國の南沙諸島問題、等が次々と発生した.

これらの問題を抱えながら、2016年,年明け早々、サウジとイラクの国交断絶、中東全域に渡るスーニ派とシーア派の対立,北朝鮮の4回目の原爆実験,中國経済の先行き不安、需要減による原油価格の続落、産油国オイルマネーの回収、世界同時株安,等、が発生し、.近来にない政情不安な新年を迎えたのである.

ところで、中東を起点とする近年の世界的政情不安が始まったのは、20世紀末の東西冷戦の終焉以降である.1989年ベルリンの壁崩壊,1991年,ソ連崩壊、同年、イラクのクエート侵攻と国連多国籍軍による湾岸戦争、1993年、EU(欧州連合)発足、2001年の米国における同時多発テロ、米国を中心とした多国籍軍によるアフガン攻撃、同じく、2003年のイラク攻撃,等が起こったのである.

らに遡れば、20世紀初頭のオスマン帝国の第一次大戦(1914年)での敗戦,イギリスによるパレスチナの植民化、イスラエル建国によるアラブ(パレスチナ)との対立、その後、第4次まで続いた中東戦争が世界の政治を揺さぶっていたのである.

このように20世紀初頭から今日に至る100年間を見ただけでも、中東諸国における、国内対立,国家間対立,民族間対立,英,仏,米,露,等の介入、等で、対立、争いの構造がどんどん複雑になって行ったのである.現在でも、武力衝突、テロ、空爆、が絶えないのである.しかも、この複雑化した対立、争いを解きほぐす糸口さえも見えていないのである.

そんな情勢の中で、2016年の世界情勢は,アメリカが大統領選で身動きが出来なくなることから,シリア、イラク、イラン、サウジ、トルコ、イスラエル、アフガン,イギリス、フランス、ロシア、中國、等の動きが注目されるのである.

特に,アラブ諸国(スーニ派)とイラク(シーア派)の対立激化、イラク,シリアの政情不安の拡大、有志連合とISIL(イスラム国)との戦い激化、が予想されるだけに、以前として、中東から目が離せないのである.

一方、日本は1991年の資産バブル崩壊以来、成長経済は終焉し、デフレ経済に落ち入り、長期経済停滞期に入ったのである.その後、産業構造の改革や産業の統廃合が進展したものの、デフレ経済からは脱出出来ていないのである.

安倍政権のデフレ脱却政策(金融緩和政策)で成長の兆しが見えたものの、少子高齢化に端を発した社会保障費用増大問題、貧困問題、財政健全化問題、地方を含めた経済活性化問題、消費税増税問題、憲法を含めた安全保障の法的基盤問題、火種の多い日韓問題、南沙諸島・尖閣諸島への中国覇権問題、北方領土問題、核と拉致の北朝鮮問題、等々,大きな問題が山積されているのである.また、産業界で言えば、企業の存亡にかかわる東芝問題、シャープ問題が日本産業の象徴的問題として、内外から注目されているのである.

年初からの日本株続落も、外的要因だけではなく、日本が抱える難問に対する先行き不安も関係していると考えられるのである.

多分、どの国も、大きな国内課題を抱えていると思うし、これに、国際問題がのしかかると言う、近来にない政情不安な年頭を迎えたと思う.

そんな年初に、なにか人類が,どんどん難しい、解決できない問題に落ち込んで行くのではないか、と頭をよぎったるするのである.中東の対立や争いも、1民族1国家になるまで、人類の淘汰を繰り返すのだろうか.どの難問も、現実的なゴールの姿が描き切れていない感じがするのである.

そんなわけで、中東の戦禍やテロで殺される人々や祖国から逃げ惑う多くの難民を前に,日本.国内の大問題や4日から始まった国会論議、あるいは、企業や個人の年初の計が、小さく感じたりするのである.こんな心境になった年頭は初めてである.

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