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2016.08.06

442 東京都知事選挙の結果と課題山積の今後の都政

実質,与党連合推薦の増田氏、野党連合の鳥越氏、そして推薦のない小池氏による東京都知事選挙は7月31日、あっけなく小池氏の圧勝で終わった.

小池百合子氏  291万2628
増田寛也氏     179万3453(自公推薦)
鳥越俊太郎氏 134万6103(野党推薦)

この東京都知事選について、多くの人がすでに感想を述べているが、私なりの視点で、遅ればせながら、感想を述べてみたい.

小池氏が圧勝した原因は小池氏が先だしジャンケンでチョキを出しているにもかかわらず、後出しジャンケンの与党連合、野党連合が、準備もないままに、パーを出し続けた事である.

後出しジャンケンが有利になるのは、先出しの立候補者より、圧倒的に知事にふさわしい魅力的な立候補者が登場した場合である.今回の後出しジャンケンに,そんな登場人物はおらず、単に、立候補者が二転三転して,ぎりぎりまで決められなかっただけだったのである.

先出ジャンケンをした小池氏は政党の組織論理の危うさ、旧態依然の組織選挙への疑問を感じ始めていた都民に、

『都知事は政党が決めるのではなく、都民が決めるものだ』

と主張し,誰の推薦も受けず立候補し,都政の改革を訴えたのである.この小池氏の訴えに、無党派を含む多くの都民が新鮮さと期待感を感じたとしても不思議ではなかったのである.

まさに小池氏は『風を読む』ではなく,『風を起こす』と言う心意気で、積極的な街頭活動、SNS活用で孤軍奮闘し、小池旋風が湧き起ったのである.

当初、保守分裂で、鳥越氏有利との予想が多かったが、小池氏は両組織陣営の敵失もあって、旧態依然の組織選挙を蹴飛ばし、無党派の票も,しっかり取り込んで,見事に圧勝したのである.ネット時代の『首長選挙の新たな姿』を示唆した選挙であったと思う.

小池氏は勝利の余韻に酔う暇もなく、精力的に,小池新知事の活動を始めた.早くも、打倒した都議会与党陣営とのバトル第2弾が始まったのである.

この第2弾のバトルに対し,小池新知事としては、都民の期待に応えるべく、安易に与党陣営に妥協するのではなく、先ず、知事の考えで,人事,予算,条例、等を議会に提出し,与党陣営に賛否を考えさせたらどうだろうか.

これによって、与党陣営が賛同するか,分裂するか,或は,反対するか,を見定めれば良いと思う.最終的には,その対応ぶりが来年の都議会選挙に反映されると思うのである.

従って、今後の都政は圧勝した小池新知事が試されているのではなく、完敗した与党議員が試されると考えるべきだと思う.

小池知事としては、堂々と都民目線で施策を打ち出す事で良いと思うのである.東京都議の定数や歳費を削減する提案も、情報公開と同じように、東京都政改革として,意味があると思う.

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